安倍総理が靖国神社を参拝

ちょっと出遅れた感があるネタですが、思うところがあって書いてみたいと思います。

前提として、これから書くのは私の独断と偏見に基づく記事であり、やれソースを出せだのなんだの言われても正直困りますw あくまで私の歯間であることをご留意ください。逆に、こうこうだから違うよ、というソースがあれば教えてください。勉強させていただきます。

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靖国神社参拝に中韓がクレームを入れるようになったいきさつ

中国韓国がなぜ靖国神社参拝に対してここまでクレームを入れるのか、歴史を紐解いてみましょう。

そもそも、靖国神社をはどういうところなのか?

ということでおさらいを。特攻隊の隊員が、「靖国で会おう」と言って出撃したように、靖国神社は戦死者を祀るためにある神社です。しかし、昭和53年、いわゆる東京裁判で戦犯と呼ばれて処刑された人たちもそこに祀られるようになりました。

彼らはいわゆる戦没者ではなく、どちらかというと戦死者をつくる原因になった者達だ、ということで当時の天皇陛下も合祀には反対されていたようです。しかし、当時の宮司の判断により戦犯の合祀は行われます。よって現在は、戦死者と東京裁判の判決により処刑された方が祀られている神社、ということになります。

いつからクレームを入れているのか

戦犯を祀った。それに怒ったのが中国…と思うでしょ?確かに今はそうなんですが、昭和53年に戦犯の合祀が行われ、そのことが昭和54年に明るみになったときも、時の総理大臣、大平氏は春も秋も参拝しているんですね。しかもその後中国を訪問したときも大歓迎を受けている。

その後、日本にはさらなる軍備強化まで勧めているんですね。今とはまるで違いますよね。そして中国はついに1985年9月、中曽根総理に対し、靖国神社の参拝へのクレームを入れました。タイムラグはなんと7年です。なぜそのタイミングでクレームがきたのか。

朝日新聞の靖国問題

朝日新聞は中国はなんとも思っていないうちから、中国が日本の総理大臣の靖国参拝に関して問題にしている、という記事を書きます。それが8/7。その後8/15に総理大臣が靖国神社を参拝します。中国が本当に問題にしているなら今のようにすぐクレームが飛んできそうなもんですが、そんなことは一切なかった。8/27に、日本の社会党の訪中団が中国政府の要人に入れ知恵をした途端…

詳しくはこの動画をご覧ください。

だいたい時を同じくして韓国も靖国参拝に対してクレームを入れだしました。しかし、韓国のクレームが本格化してきたのはだいたい今から10年前の2003年頃のことです。

ってか、これって普通に内政干渉でしょ?

しかし、いくら戦犯が合祀されているからっていっても、自国の戦死者に感謝を表すことが一番の目的の参拝について、他国が文句を言う、というのは完全に内政干渉ですよね。

国を守るために戦った先人達を、子孫自ら貶める国、日本

ここでおかしいのが、先の朝日新聞の件でもそうなんですが、日本人自ら他国に行って、日本の悪口や「ねつ造した」日本の過去の悪行をいろいろと吹き込むんですよね。特に中国や韓国に対してそういう発信をしてきた。いや、現に今もそうですよ。国益より中韓の反応が気になるんですよね。よくテレビでインタビュー見ていたら「中国や韓国の反発は必至だと思いますがいかがですか?」と中韓の反応ばかりを気にする質問が飛んでます。

ここは日本です。そして国民の中には自分の先祖が靖国にいる方も。その方々の気持ちを慮ることなく、まずは中韓のご機嫌ばかり伺うのっていかがなもんでしょうか。靖国神社へ参拝することが良いか悪いかを横に置いておいてもおかしい話です。なぜ、自国のために戦った方々の慰霊より他国のことばかり…。

中国韓国にクレームを言われる筋合いはない

侵略戦争を起こした戦犯を祀っている神社に参ることは許さない!!と声を揃える中韓ですが、そもそも彼らに内政干渉として日本の総理大臣による靖国神社に対してクレームを言う資格などあるのでしょうか。私はないと考えます。

中国は現在進行形でチベットへの弾圧を行っており、チベットへの侵略を行っています。そのことを注意すると、内政干渉だ!!と強い反発がありました。

現在の中華人民共和国は、日本が戦争をして植民地にした中国ではありません。第二次大戦後に起こった国であり、当時日本が戦った中華民国は現在の台湾です。中国共産党との争いに敗れて台湾に行った中華民国です。

韓国に対しては、そおそも韓国とは戦争していません。日韓併合はありました。が、第二次大戦のとき、朝鮮半島は日本でした。事実、西欧諸国とは違い、日本人は植民地であった朝鮮半島の方々も将校にしていますし、靖国には朝鮮出身の方々も多数祀られています。韓国は日本と同じ立場だったわけです。植民地支配が仮にひどいものであったとして、自国民も祀られている靖国神社に対する参拝にクレームを入れるのは本来の筋とは離れているものと考えます。

憲法違反なのではないのか?

政教分離の原則、というものがあります。国や政府が特定の宗教法人を特別扱いしたり優遇したりしてはいけない、というものです。で、靖国神社、という特定の宗教団体に、総理大臣が参拝する、玉串料を納めることが憲法違反だ、という指摘です。

これに対しては、過去に違憲である、との見解が複数の裁判所で出ています。公共団体の参拝に関しては最高裁でも違憲判決が出ていますね。

愛媛県が公金支出した玉串料は、香典など社会的儀礼としての支出とは異なり、靖国神社という特定の宗教団体に対して玉串料を奉納するもので援助・助長・促進になるとして憲法20条3項の政教分離と同89条に違反するとした。これは「行為の目的が宗教的意義をもち、その効果が宗教に対する援助、助長、促進又は圧迫、干渉等になる」か否かで判断する政教分離原則のひとつの目的効果基準を検討したうえで違憲違法と判断された。

ですが、おかしいのはこの間の伊勢神宮の遷宮の際に総理大臣が参列しても憲法違反だ!!と叫ぶ人がいないことです。裁判所は訴える人がいなければ動きません。靖国が特別な神社だ、ということで参拝に批判が出るならば、ことさら特別な神社である伊勢神宮への参拝に対してもクレームが出てもおかしくはないのですが。(報道されないだけで、誰か訴えているのかもしれませんが)

総理大臣が靖国に参拝することは違憲だ、ということになると、総理大臣や閣僚には信教の自由は保証されていないのでしょうか。おかしな話です。確かに、国費で玉串料を納めたり、ということになると国が特定の宗教法人を支持していることになる、というのは何となくわかります。

ですが、最近はそうではないみたいですよ。今回の参拝に関しては何も報道されていませんのでわかりませんが。ただ、国費でやってたらボロクソに叩くでしょうからすぐわかるでしょうけどねw

彼らは靖国にいる

無宗教の慰霊施設を国が作れば良いのでは、という意見もあります。確かに一理あります。
ここまで反発している中韓も少しは反発しなくなるかも…いや、ならないだろうなw 結局侵略者を祀ってる!!とかってクレームが来るでしょうね。ただ、政教分離どうこう、という国内の批判はなくなるでしょう。…いや、なくならないだろうなwww 結局霊魂を信じることは宗教だから云々、国教を作るのか云々、侵略者をそこまで祀る必要はない云々。この国に住むこの国の国民でありながら、この国のことが大嫌いでこの国は極悪である、と考える人が沢山いますからね…。

別の慰霊施設を作るのはおそらく簡単です。ちょいと予算をつければすぐにできるでしょう。ですが、戦場で先人たちは「靖国で会おう」と散っていきました。彼らは靖国にいるんです。

戦犯を分祀すればよいのでは…?

戦犯を分祀すれば良い、との指摘も、神道の考え方としては達成できないものです。以前靖国神社の宮司さんがおっしゃっていましたが、神社に祀られている魂は、一つにまとまったろうそくの火のようなもので、戦犯だけを分社する、ということはできないようです。別のろうそくに火を移し、分社したところで靖国にもその魂は残るのです。

中韓の宣伝に負けるな

今回の参拝ではアメリカやEUからもクレームが出ました。とはいえ、中韓ほど突っ込んだ批判ではなく、恐らく中韓が騒ぐからおとなしくしてりゃいいのに…ということだと思われます。

特にアメリカは、日韓の関係改善を強く希望しており、「失望した」とまで言われました。まぁ、気にすることはないでしょう。アメリカとしては「やめて欲しかったなー。お前らの内々の話とかどうでもいいけど、お前ら揉めたら面倒なんだよ。だから揉めるようなことすんじゃねぇよ」ということでしょう。

しかし根底にあるのは何か、と考えると、中韓の強烈な宣伝によって彼らのいうところの「正しい歴史認識」というものが広がっているということ、また、参拝のたびに大きくクレームを発信していることにより世界各国に印象付けが成功しているのでしょうね。実際、参拝をやめるという行動をとって中韓の発言を消極的に肯定してしまっていることも大きな理由でしょう。

日本もきちんと発信していくことが必要でしょうね。日本の宗教観とともに。先人たちがあそこまで戦ったから今の日本があること。なによりこの国の為に戦って散ってくださった方々に対して、一番の味方であるべきは私たちです。自分たちの祖先のことをけなされ、参拝すれば叩く。しかも国内からも。この状況の方が異常です。

一生懸命戦ってくださった先人たちに感謝しつつ暮らしていきたいもんです。そして、当たり前のことを当たり前にしているだけだ、ということを胸を張って言える世の中にしていかなければなりませんね。

このように、中韓が言う「アジア」には、こんなにも日本が戦ってくれて感謝する声があるんですよ。日本のことが嫌いな日本のマスコミや学校はほとんど教えたり報道したりしませんけどね!!

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